ぼかしのレース花

バレーのレオタードに付けるレースの花に染料で色を染めた。 細い面相筆で薄いイエローを芯のところに 
そっと載せてみる。フワーとにじんで白いちさな花ができた。
こんどは、6枚ある花びらに1枚ずつ ピンクを載せてみた。 可憐でやさしい ピンクの小花が1つ咲いた。
なんだか 頬ゆるんで 幸せな 気分に。。。。。。
テーブルの上の 沢山の花に ブル ーパープル オレンジ ピンクのパステルカラーの色が付いて
いつのまにかお花畑のようだ。。。。。
オーガンジーのスカートに沢山散らして お花のような洋服が仕上がり ゆれている。
いい仕事を選んだなーと 思う瞬間である。
可愛くて やさしい気持ちに なれる洋服で幼児期を育った子供は 間違った人生は決して送らない。
そう信じて 40年子供服を作り続けている自分にとっては 荒廃している この時代に育つ 小さな命が
どうぞ つつがなくあれと 祈るばかりだ。
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# by muranakayoko | 2010-10-19 20:02

駐車場を探しながら迷い込んだ 路地を抜けると雰囲気の良い川沿いの道に出た。 古いたたずまいのちいさな橋がかかり 水面には桜の枝が伸びて さらさらと川底を見せながら流れる水と ごみ1つ落ちていない  管理の良さが この町の人々の敬謙なまでの郷土愛が見えてくる。古いものはそのまま残す この高山には何度も 来たことがあるが この道は始めて通った。古い町並みと表示のある 上三之町を筆頭に 幾つもある細い通りは 何時来ても その期待を裏切ることは無い.青い目の観光客も みだらし団子の素朴な味や 
朝市に並ぶ 山の物に 裏打ちされた 長い歴史を 好感をもって 心に刻む事だろう。
京都の川床思わせる 瀟洒(しょうしゃ)な設えでの ランチは 小糸焼の小鉢 3個にいろいろな 煮物の付いたステーキで ソースの代わりのわさびが 飛騨牛の風味をひきたてていた。ごちそうさまでした。。。。
陣屋前屋台の おみやげの みだらし団子のぬくもりが 秋の気配の中で いつまでも手のひらに残り
同行してくだっさた 友人ご夫妻に 心より感謝の プチ旅行 ちょっと息抜きの良い1日でした。
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# by muranakayoko | 2010-10-18 10:10

病気のこと

骨折して 全身麻酔で手術をしたのが 引き金となり 絶対に直ることの無い 慢性腎不全と診断された。
体が溶けるように だるく ベットから起きるのもしんどいようになり、先生からは 腎貧血になっているので
毎週 注射に通うようにと 言われた。その注射はまた とんでもなく痛くて 高価。。。。。
おまけに 腎臓食の 講義を聞いて 勉強しなさい 透析にならないために。。。。
それから1年   毎週金曜日は 朝7.45に家を出て 高岡市民病院へ。。
もう 受付の人にも 看護士さんにも 顔なじみ  1度も休んだことの無い  優等生。。。
月末の金曜日は 注射の他に 血液と尿検査が加わる。
検査結果をもらう時は なぜか通信簿をもらう時とよく似た 複雑な気分。。。。
まずくて 高い 腎臓食で頑張った結果は どうかな?
これも定めなら 受けて経つしかないと 強がってみても 体がついてゆかない。。。
行けるとこまで 行くだけさ カラッと楽しく と 悟って 観念するしかないだろう。
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# by muranakayoko | 2010-10-17 08:26

フロント越しにふと見上げた先に いわし雲が広がっていた。抜けるような青空にではなく ピンク、オレンジ、
紫、薄緑,黄色、などのパステルカラーに縁取られた いわし雲である。なんと美しい。。。。。
 そういえば しばらく空を見ると云うなどと ゆう時間も無い 追われおわれの明け暮れであった。
毎日ニュースに報じられている チリの鉱山の人たちは 70日間も空を仰ぐことも出来ない境遇の中 地上に出て サングラス越しに見た 空の色はどうだったのだろうか。。。。
いつでも手にすることの出来る ありがたさを ともすれば 忘れがちな日々を世界中の人々に今一度考えさせる 33人のすばらしい仲間達に 賞賛の拍手と その時の結束力がいつまでも 色あせないよう祈りたい。
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# by muranakayoko | 2010-10-15 19:32

朝日

私の居住場所は2階で 廻り中が窓で東側にベットがある。夏になると 寝ていても日焼けしそうなくらいである。いつも5時には たいてい起きているが1日 1日手に取るように夜明けが早くなる。今日は4時50分位から廻りの雲と 立山が赤く染まりだし、やがて少しだけ覗いた 赤い弧は とても大きく夕日の茜色とは違い
これから始まるであろう 新しい 時の刻みをキラキラとまぶしく 変化させる。そんな宙の営みに なぜか
無条件で手を合わせる。。。。。。朝日のそれと向き合うことで 太陽神を崇めた いにしえの人々と少しも変わることのない自分がそこにいることに なぜかほっとする。どうぞ 今日1日が何事もなく 過ごせますように…。。。。。。顔をあげると もう 厳かなセレモニーは終わり 穏やかな 気持ちの良い朝が大きく広がる。
日の光に守られて 今日もがんばるぞ!
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# by muranakayoko | 2007-05-21 20:05

赤から青へ

フロントガラスの 前を 緑色の小さなものが横切った。信号が 赤に変わった瞬間だった。
その後を こんどは、小粒の茶色のものが横切った。 目線を繋ぐと 小雀が見えた。     鷹にも負けぬ形相で 小さなバッタを捕らえようと 草むらに突っ込んだのだ。          茂った草の葉先が激しく揺れてバッタが飛び上がり 小雀も空を切る。まばたきしている間の 事なのに スロ-モ-ションを見るようにはっきり見えた。次の瞬間 薄緑色の透けた羽が    ひらひらと光を透かして落ちた。
一丁上がりである。
自然界も人間社会も 同じく一瞬の間に勝ち負けがきまるのである。小雀もまた、何かの餌食になるかもしれないが バッタには気の毒だが「頑張れよ!」となぜか声を掛けたくなった。
一陣の風が落ちきらずにいた羽の一枚をもう一度高く舞い上げた。
信号が青に変わり 何事も無かったように ドラマが ひとつ終わった。
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# by muranakayoko | 2007-05-17 18:29

3月の詩

「どこいっとたがいね!」「ごめんごめん ちょっと用事にいっとた” だいぶん待つとたか」
少年が両手に下げたゴミ袋を用務員のおじさんはにこにこ笑いながらいつものように受け取る。校舎の隅にあるゴミ捨て場。 ふしくれだった大きな手に、袋を渡すのがなぜか決まり事のようになっていた。
帰りかけた少年はハッとした真剣な顔できびすを返し ぺこりと頭をさげ「 ありがとう」と言って
少しはみかにながら 「云うのわすれるとこやった」 。。。 深く刻まれた しわの奥にやさしさがにじんだ.   「大きくなったな。。。あと一週間で卒業か、さみしくなるなあ 中学に行っても頑張れよ!」  「ん”」   あまり長さの変わらない影が二つ並んで伸びた。
自分もこの春で退職すると言いかけて言葉を呑んだ
少年の 少し伸びかけた髪を まだつめたい 春風がそっと撫でる様に吹き抜け
静かで穏やかな季が流れる。。。。。。。
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# by muranakayoko | 2007-05-17 11:39

ライオン

ファックスが流れてきた。おばあちゃんへと書いてありギジョギジョと尖った大きな山形円の中にもうひとつ楕円。そして小さな丸が三つ。 隅のほうに小さくお嫁さんの字でライオン。。。。。
二歳半になる孫が書いた傑作だ! 象形文字のように簡潔なマジックがきの線に確かに
ライオンを見た。 紙面に対して上を見上げるように描かれたライオンにこの子なりの大いなる
希望 意思をも見て取れる。
額に入れて飾ろうか、それともTシャツの胸にプリントしたら、おもしろいキャラクタ-になるかもしれない。 いや!ファックス紙だから時間がたつと消えてしまう。息子に電話したらもう永久保存版にしたとのこと。とりあえずB5サイズの額をさがそう。
孫がマジックえお手にして傑作を生んでから一時間もたっていない日曜日の昼すぎのこと。
いや”世の中進んだものだ!
お嫁さんの実家にも同時に送られた一枚のファックスは時空をこえて
小さな愛のメセンジャ-に。。。。。
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# by muranakayoko | 2007-05-17 10:43

ビロ-ドの赤

パズルにたいな金繰りで支払いし ああ今月もなんとかなったかと、夜更けに一人ワインで乾杯
ビロ-ドみたいな赤を透かしてみると少し歪んだ自分の顔がグラスニ映る。
又明日からの戦いを遠いところで感じているのか。。。。?
指先はつめたいのに、体の芯はほってて疼く.夜風が「オイオイ大丈夫か?」と窓を叩く。
人は自分で作った道に迷い、自分で掘った 川におぼれる。 今 自分のたっている位置を
誰かに聞いてみたくなる.  弱気でどうする 。。。。  二杯目を満たしてもう一度グラスを傾ける。 そこには歪んだ顔ではなくカチャと日付を変えた時計が赤く映った。
飲み干した渋くてほの甘い液体が喉越しにささやく  頑張れよ!
はんなりと ほどよいまどろみが足の先から赤い色して這い上がる。
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# by muranakayoko | 2007-05-17 10:03

洋子のワンショト

私は古布を使って裂き織をしています
織物がしたいと思ってから35年 自分で立ち上げた子供服の会社が忙しく 商品ではなく作品を手がけられるようになったのは約 15年前位からです。
編み物が専門の製造業なので糸をあつかうのは おてのもので織機を2台買い縦糸の通し方だけを習いました。最初から 先生にはつかず 自分の創作だけで作品作りをしようと心にきめておりました。色使いや構成はデッサンや長年していた油絵の基本があるので困ることはあまりないはずです。20年している書道も空間処理の勉強になっています。県展に応募した第1作目が新人賞に輝いたのが私の制作意欲に火をつけ楽しく そして つらい日々が始まったのです。
あれから 10年 県展奨励賞 県展大賞 現代工芸新人賞 日展初出品初入選 そして昨年日展再入選と あわただしく やってきましたが 今年もまた3月に現代工芸展 
6月に県展10月に日展 その他色々な 展覧会がおしよせてきます。私は作品作りはおもに朝します。
夏は4時ごろから寒いときは5時ごろから たいていアトリエにいます。冬は日の出がとても遅いので 嫌いです。でもこれから少しずつ夜明けが早くなるので とてもとても嬉しく意欲もわきます。今度はどんな構図にしようかわくわくします
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# by muranakayoko | 2007-02-05 19:57 | 日記